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赤ちゃんが泣き止む方法と背中スィッチ問題(実はおなかにあった)

  • 執筆者の写真: O-zora_ouendan
    O-zora_ouendan
  • 2022年9月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年12月5日


今まで保育の現場でうっすら思っていたことが

理化学研究所から研究成果としてデータ化され、発表されました


大泣きしている赤ちゃんも 抱っこして5分ぐらい歩くと泣き止むのです

ポイントは時間でした

泣いている子を抱き上げてしばらく歩くと泣き止むことは皆さんも経験しているでしょう

だからといってすぐにおろすとまた泣きだします

少し長く 5分ぐらい 泣き止んでも抱いたままその辺をウロウロ歩いてあげると

46%の赤ちゃんが眠ったというのです


これは哺乳類の赤ちゃん特有の反応(輸送反応)で

運んでもらう時におとなしくなることで親に協力する

のだそうです


ゆえに、ベビーカーに乗せて動かすのも有効です



さて、抱っこしている間に寝ている赤ちゃんを

ベッドに寝かせようと置いたとたんに起きる、いわゆる「背中スウィッチ」問題!

理化学研究所では

背中がベッドに触れたときに目が覚めるのではなく

お母さんの体から離れるときに心拍数が上がる、すなわち目が覚めることを突き止めました

ですから どんなに そーっと 置こうとしても無駄なんです

スィッチは背中ではなく「おなか」にあったのです!

お母さんの体からが離れる、すなわち親から引き離される一大事を「おなか」が察知して泣くのです

さらに

理化学研究所では、赤ちゃんが起きてしまったグループと眠り続けていたグループで、

親の寝かせ方に違いがなかったかを調べましたが、どちらもあまり差はありませんでした

違いがあったのはベッドに寝かせる前の赤ちゃんが寝ていた時間の長さでした

起きてしまった赤ちゃんは眠り始めてから平均3分間、

寝続けていた赤ちゃんは平均8分間経ってベッドに置かれていました

赤ちゃんが眠り始めてから5~8分間ほど待つと、より深い睡眠の段階に入るため、

お母さんから離されても赤ちゃんが起きにくいと考えられます

ベッドに置く前に 完全に寝かせて深い眠りについてから親から離すのがコツなのです


泣くのが悪いというわけではありません

この研究では、よく泣いた赤ちゃんほど深い眠りにつく、ということも分かりました


【まとめ】

赤ちゃんが泣いていたら、抱っこして5分歩いて泣きを鎮め

寝たな、と思ったら抱いたまま椅子に座るなどして8分ぐらい待ってからベッドに移すと

寝かしつけの効果が上がるというわけです

ぜひお試しを!


動画

https://www.youtube.com/watch?v=DahZaguS5YA

出典




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